数学苦手でも簿記では問題にならない!簿記で大事な能力とは?

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教養
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数学苦手だし、きっと簿記にも向いてないよね

簿記で大事になる能力が何なのか知りたい!

なんてお考えではないですか?

簿記では、数字を扱うので何となく難しそうとか苦手意識を持ってしまいがちです。

実は、数字アレルギーの人でも簿記では問題にならないと知ったらどうでしょう?

ビジネススキルとして重宝される資格になるので持っているだけで手当を支払う会社だってあるくらいです。また、簿記の考え方は500年以上も歴史を持っており、学習するだけでも一生もののスキルとして使う事が出来ます。

この記事を読んでもらえると簿記に数学が必要なのか?また簿記に必要な能力とは何なのかが理解してもらう事が出来ますよ!

数学苦手でも簿記は出来る?

簿記では数字を扱うため数学が苦手という理由で敬遠してしまいがちです。

しかし、実際に簿記を学んでいくと分かりますが、簿記で使う計算は基本的には加減乗除1)足し算、引き算、掛け算、割り算が出来れば解答可能です。

資格試験問題においても、簿記3級で分数簿記2級の工業簿記で損益算や一次方程式簿記1級で連立方程式と中学までに教わる数学が必要になる程度で、xやyが出てくることもなく使用するのも出題数から見るとごく一部に過ぎません。

さらに、簿記検定においては、計算に電卓を使用する事が出来ますので、そろばんを習っていたような人並みに暗算が出来なくても全く問題になりません。

筆者自身は決して暗算が得意ではありません。実感するのは買い物の際のつり銭の計算ですが、どうやら日本人の多くはお釣りの計算を引き算でするそうですが、筆者は足し算でしているところに違いがありそうです。

余談ですが、暗算方法について、引き算でするようにどこかで教わる機会があったのでしょうか?少なくとも筆者自身に教わった記憶はなく自然と足し算をしています。

もし、暗算が苦手な方がいても気にする必要はありません。今ならキャッシュレスが進んでいますしレジも無人である事が多くなりました。それに割り勘計算をしてくれるアプリだってあります。なにより簿記では、電卓が使えますし実務でも会計ソフトやExcelなどを使えばより高度な計算も半分以下の労力で倍速以上でこなしてくれます。

それに、大学の学部を考えると、数学については理系の必修科目ですが、経済や経営と言った会計分野を専攻するような学部は文系なので、当然、簿記についても文系の科目と言えます。

また、簿記と数学では目的とするところが決定的に違います。

簿記では、複式簿記など一定のルールを理解した上で仕訳を正確に処理する事が出来るかが問われますが、数学の場合は、原理原則に則って思考を深めていく学問として、高度な思考力を養う事が目的となっている点で異なります。



数学的思考は必要!

簿記には高度な数学は必要の無いことが分かってもらえたと思いますが、では数学は不要かと言うとそうでもありません。

簿記検定において、素早く解答を導くためには数学で用いられる三段論法が有用になります。

三段論法とは、ABCを用いた「A=BでありB=CならばA=C」や古代ギリシャの哲学者アリストテレスが用いた「大前提:全ての人間は死すべきものである。小前提:ソクラテスは人間である。結論:ソクラテスは死すべきものである。」という論理的推論です。

簿記における論理的推論は、資格試験のみならず実務においても業務効率を上げるためには重要な考え方になります。

例えば、試験においては、試算表の作表問題で回答欄に既に数値が入っている場合があります。そのような場合に、回答欄の数値から問題文にはなくとも行われたであろう仕訳を推論する事が必要になります。

実務においても帳簿に何らかの問題を発見した場合に、問題の原因を究明するために三段論法による推論を用いる事で、一から帳簿を見直す等の非効率な事態に陥らずに済みます。



大事なのは国語力

簿記において、最も重要になるのが読解力や想像力などの国語力です。

国語力について文部科学省は以下の定義をしています。

  • ①「考える力」「感じる力」「想像する力」「表す力」という諸能力
  • ②また①を支える「国語の知識」や「教養・価値観・感性等」

また、文部科学省によると国語力を向上させるためには読書が極めて重要との事ですので、数学は苦手だけど読書が好きであったり国語が得意な場合は、簿記の素養としては十分であると考えられます。筆者自身も後者の部類に入ります。

数字を扱う簿記の世界で国語力とは?と不思議に思われるかもしれませんが、特に簿記検定試験においては、問題文から一体どのような回答を求められているのか正確に読み解く必要性があり、また一連の取引を想像する力が求められます。

例えば、当社はA社より商品を掛けで購入していたが、本日、決済期日のため小切手を振り出して支払った。

という問題文があった場合に、求められる解答が、商品を掛けで購入した時の仕訳なのか小切手を振り出して支払った際の仕訳なのかを読解し一連の取引を想像する必要があるというものです。

例題の答えは、A社より商品を掛けで購入したのは、出題時点より以前であるため仕訳済みとの理解で「本日、決済期日のため小切手を振り出して支払った。」際の仕訳を求められています。

仕訳で示すと以下のようになります。

借方貸方
A社から商品を掛けで購入した仕入買掛金
本日決済期日のため小切手を振り出して支払った買掛金当座預金

このように簿記では、中学程度の数学が出来れば十分で、ある程度の国語力がある事で正答率を上げていく事が出来る事が分かります。

まとめ

  • 簿記において高度な数学は必要とされない
  • 簿記で出題される数学は中学校で教わる程度
  • 三段論法に代表される論理的推論は必要
  • 大事なのは読解力や想像力といった国語力

最後までお読み頂きありがとうございます。

当記事が読者方のお役に立てたら幸いです。

References   [ + ]

1.足し算、引き算、掛け算、割り算

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